少年誌に使われている紙で同人誌が作れる!
EditNetプリンテックでは,少年漫画雑誌(少年マガジンや少年ジャンプなど)に使われている種類の紙が,本のセットプランに使えます.
ザラザラな表面が作り出すラフな印刷.弊社ではクリーム,ピンク,ブルーの3色を取り揃えて,本物の少年誌のような紙替えにも対応します.
きれいには刷れません!
はじめにお断りしておきます.この紙にきれいに刷るのは困難です.グレイスケールやベタにはムラやかすれが出て,紙にはしわが寄ることもあります.
一般的な印刷には向かない紙ですが,このような仕上がりをむしろ期待される方に自信を持っておすすめするのが「少年漫画の紙」です.普通の仕上がりをお望みなら,弊社には上質紙や書籍用紙もありますのでそれをお使いください.
使い方のコツ
この紙は一般的な印刷用紙と違う点が多いため,原稿の段階からある程度用紙の特徴を考慮した原稿を作ることをおすすめします.(一番簡単なのは,マガジンでもジャンプでも,適宜の少年誌の書き方の特徴を参考にすることです.)
- 細い線や細かい柄は向きません(かなり読みにくいです).線は太めに,文字も大きめにしてください.
- グレイスケールやトーンは,むらが目立つことがあります.
- 弊社で普通に印刷すると,本物の少年誌より濃い目にはっきりと出ることが多いです.グレイスケールのむらと組み合わせて,ベタや線をグレイスケールの50%~60%程度で薄めに作ると,本物の少年誌に少し近くなるようです.
- この紙は重さのわりに分厚い仕上げになっているため,断裁のときに表紙にしわが寄りやすいです.これも本物の少年誌にありがちなことですので,リアルな再現と考えて使うことをおすすめします.
- この紙はもともと普通の印刷機に向いていないため,機械への取り込みで位置がずれることが多いです.このためページをめくっていくときに,普通の印刷物に比べて印刷位置が不安定になりがちです.(本物の少年誌では起こらない現象です.)
- 同じ理由で多色刷りには向きません.(本物の少年誌でも,このタイプの紙で多色は刷らないと思います.多色のページは少し違う紙だったように思います.)
- 孔版印刷の場合,インキの裏透けが目立つことがあります.(インキの色や紙の色によっても異なります.)
- 特に光の当たる場所での色あせが早いため,長期保存にはあまり向きません.
- 普通の上質紙に極細サインペンなどのにじみやすい画材で文字を書いて,それを紙原稿にして孔版印刷で印刷すると,1980年代ころの学校のプリントに近い仕上がりになるかもしれません.(ならないかもしれません.)
古紙100%の再生紙です!
「少年漫画の紙」は,新聞や雑誌などの古紙を主原料にした100%再生紙です.見てのとおり漂白も控えめ,表面加工もありません.いろいろな点で,環境にも配慮した印刷用紙です.
この紙を使えるプランなど
EditNetプリンテックでは,本の印刷のほとんどのプランでセット料金の範囲でご利用になれます.(オフセット印刷ではB5判のみ.)その他ペーパーやチラシにもお使いになれます.
プリンテックDIYでは,両面コピーの場合は無料でお使いになれます.